研究によると、ニュートリスコア表示はニュートリインフォームよりも効果的であることが判明した

この研究の結果によると、5種類の表示のいずれも消費者が選ぶ食品への影響は限定的であったものの、ニュートリスコア(Nutri-Score)システムは、消費者が栄養価に基づいて食品を選ぶ際に最も有効であることが示された。

科学誌『Nutrients』に新たに掲載された論文によると、消費者が食品の栄養価に基づいて順位付けを行う上で、ニュートリスコア(Nutri-Score)システムが最も効果的なパッケージ前面表示(FoPL)である可能性があることが示唆されている。

この研究では、ヘルス・スター・レーティング(Health Star Rating)、複数の信号機式表示、ニュートリスコア(Nutri-Score)、基準摂取量、警告シンボルという5種類のパッケージ前面表示を比較し、食品の選択行動や消費者の表示理解度を検証した。

「ニュートリスコアは、イタリアの消費者が食品の栄養的品質を把握するのに最も適した形式であった」と、本研究の著者らは述べている。 

本研究では、研究者らが年齢、性別、ライフスタイル、所得に基づいて選定されたイタリア人消費者1,032名の代表的なサンプルに対し、オンライン調査への回答を依頼した。調査では、栄養プロファイルの異なる3つの食品群の中から、最も購入する可能性が高いと思われる1つの食品を選択するよう求められた。

その後、回答者には、最初は表示なしの状態、次に5種類のフロント・オブ・パッケージ表示(FoPL)のいずれかを付けた状態で、3つの食品を栄養品質に基づいて順位付けするよう求められた。

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研究の結果、FoPLは消費者が選択する食品への影響は限定的であったものの、栄養品質に基づいて食品を順位付けする上で、ニュートリスコア(Nutri-Score)システムが最も効果的であることが示された。

「5つのFoPLはいずれも、一部の参加者においてラベルなしの場合と比較して食品選択の栄養的質を多少改善したが、各方式間に有意な差は見られなかった」と、イタリアとオーストラリアの研究者チームは記している。「しかし、イタリアの消費者が食品の栄養的質を把握する上で最も有効な形式はNutri-Scoreであった。」

「それとは対照的に、イタリア政府が提案している新しいFoPL形式『NutrInform』と非常に近い形式である『基準摂取量ラベル』は、イタリアの消費者が食品の栄養的品質を解釈するのを支援する上で、最も効率の低い方式であった」と研究者らは付け加えた。

研究者らにとって、ニュートリスコアの性能は驚くべきものではなかった。なぜなら、その結果は欧州のいくつかの国で実施された先行研究と一致していたからである。

「特に、イタリアと同様の食環境や食習慣を持つ地中海沿岸の国であるスペインでも、同様の結果が観察された」と研究者らは記した。

欧州連合(EU)がどの食品表示制度を採用すべきか議論を続けている中、イタリアの消費者を対象にFoPLの有効性を分析するという選択がなされた。

EU内のいくつかの国でニュートリスコアが支持を集めている一方で、イタリアは導入に強く反対している唯一の欧州諸国である。

地方自治体や食品業界の多くの関係者は、ニュートリスコアでは地中海式食事の多くの食材、特にエキストラバージンオリーブオイルの健康上の利点が適切に分類されていないと考えている。

また、イタリアはEUに対し、ニュートリスコアではなく「ニュートリインフォーム・バッテリー」の採用を強く求めている。

「イタリアの利害関係者はニュートリスコアに対して批判を提起しているものの、現時点では、ニュートリインフォーム・バッテリーの一種である『推奨摂取量』など、様々な食品パッケージ表示(FoPL)と比較して、消費者におけるその有効性を検証する科学的な比較研究はイタリア国内で発表されていない」と研究者らは記している。