ヨルダンでオリーブミルズが操業開始、収穫量は平均並みと予測
暑い夏が過ぎ、ヨルダンの当局者は生産量が2万3000トンから2万4000トンに達すると見込んでいる。
ヨルダンでは今週、2020/21年の収穫シーズンの開始に伴い、国内全土にある132カ所のオリーブオイル搾油所が操業を開始した。
生産者や搾油所の経営者らは、今シーズンは平均的な収穫になると予測しており、オリーブオイルの生産量は2万3,000トンから2万4,000トンと見込まれている。
関連記事:ヨルダンの山火事で古代のオリーブの木が焼失ヨルダンの環境大臣兼農業大臣代行であるサレフ・ハラブシェ氏は、搾油所の稼働開始を発表し、同省が搾油所経営者が王国の環境・衛生政策を遵守するよう徹底すると述べた。
ヨルダンの年間オリーブ収穫量は平均約15万トンで、そのうち80%が同国の年間生産量である2万2,000~2万4,000トンのオリーブオイルの製造に充てられている。残りの20%は生食用オリーブとして確保されている。
同国のオリーブオイル生産者・搾油所経営者組合のスポークスマン、ニダル・サメイン氏は、今シーズンの生産量が予想を下回る見通しであることを確認した。
「今年のオリーブオイル生産量は、国内消費と輸出を賄うには十分だろう」と彼は『ザ・ジョーダン・タイムズ』紙に語った。「現時点では暫定的な推計しかないが、シーズンが始まれば状況はより明確になるだろう」
サメイン氏は、今年のオリーブ収穫量の減少について、高温と自然発生的な隔年結実の影響を理由として挙げた。(ある年は平均以上の収穫量となるが、翌年は収穫量が減少するという現象。)
ヨルダンには約1,050万本のオリーブの木があり、5万6,000ヘクタール(13万8,400エーカー)のオリーブ園が広がっている。これは同国の農地の約72%を占める。ヨルダンのオリーブ園の大部分は北部に位置し、8万世帯以上のヨルダン人の生計を支えている。
今年初め、『Olive Oil Times』は、2019/20年収穫シーズンのヨルダン産オリーブオイルの多くが、国内外の需要低迷およびオリーブオイルの販売を妨げた新型コロナウイルス感染症の感染拡大防止措置により、倉庫に滞留したままであると報じた。