シリア、政情不安の中、オリーブオイルの生産量が過去最高を記録する見通し

シリア農業省は声明を発表し、好天が今シーズンのオリーブ収穫を後押ししていると明らかにした。

シリアのオリーブオイル生産量は、今年のオリーブの豊作により、過去最高の20万トンに達すると見込まれている。数ヶ月にわたる政情不安によりシリア経済全体が依然として苦境にあるにもかかわらず、オリーブの収穫には大きな影響は見られていない。 収穫は数週間前に地中海沿岸で始まり、2月のシーズン終了まで続く見込みだ。

シリア農業省は声明を発表し、好天が今シーズンのオリーブ収穫を後押ししていると明らかにした。 同省は、今年のオリーブオイルの生産量を17万5,000トンと予測している。しかし、スペインに本部を置く業界団体である国際オリーブ評議会(IOC)は、シリアの今年の生産量が20万トンに達すると推計している。

オリーブオイルはシリア国民にとって主要な食糧であり、同国は世界でも有数の消費国の一つである。シリアにおける一人当たりの年間平均オリーブオイル消費量は約5リットルである。

オリーブはシリア農業の重要な一翼を担っており、農業総生産高の約8%を占めている。10万世帯以上の農家がオリーブ栽培に直接依存しており、収穫期は1年のうちの一部に過ぎないにもかかわらず、オリーブの収穫作業だけで年間約1,300万労働日を生み出している。

昨年のシリアからのオリーブオイル総輸出量は2万5,000トンに達した。シリアのオリーブオイル生産者であるオマル・アディ氏は、「シリアの農家には高品質な生産技術が欠けており、政府はこの問題に対処する必要がある。 シリア産のオリーブオイルは美味しいが、国際市場では、高く安定した品質が求められる」と語った。国内の政治的課題や先進的な農業技術の欠如に悩まされながらも、シリアは依然として世界トップ5のオリーブオイル生産国としての地位を維持し続けている。