アンダルシア州、キシレラ菌の根絶を宣言

2018年の事件を受けて策定された行動計画に基づき、1,600種以上の植物が調査され、当該細菌の有無を確認するための検査区域が設定された。

アンダルシア州政府は、2018年に同州アルメリア県のエル・エヒドにある苗床の観賞用植物から「キシレラ・ファスティディオサ」菌が検出された後、同地域から同菌が根絶されたことをスペイン農業省に正式に通知した。

政府の発表によると、州当局は、このような事態に対処するために策定された国の「国家緊急対応計画」に従って行動した。

感染した植物材料は隔離・処分され、苗床の所有者には被った損害に対する補償が行われた。また、エル・エヒドの苗床に供給を行っていた他の2つの苗床施設から、感染の恐れがある植物材料も隔離され、農業省の技術者によって保管された。

2年間にわたり監視活動が実施され、3つの苗床から936点の樹木および作物のサンプルが採取・検査された。アルメリアの植物生産・衛生研究所で行われたその後の分析では、病原体による感染は確認されなかった。

苗床施設周辺に半径1キロメートルの検査区域が設定され、2年間の監視期間中に28種の植物から741検体の感染検査が行われた。その中にはキシレラに特に感受性の高いオリーブやアーモンドの木も含まれていたが、結果として汚染は確認されなかった。

同時に、同省の専門家は、この地域に病気を拡散させる可能性のある媒介昆虫が存在するかどうかを調査した。キシレラの媒介者となる可能性のあるネオフィラエヌス・カンペストリスNeophilaenus campestris)の成虫2匹が捕獲され、これらについても細菌の検査結果は陰性であった。

すべての検査と監視が完了した後、州政府は「2018年にエル・エヒドにある生産者用苗床の観賞用植物でこの細菌が単発的に検出された後、アンダルシアにおけるキシレラ・ファスティディオサの根絶」を発表した。

2017年、バレンシアのアーモンドの木からキシレラ菌の感染が確認された。当局は予防措置として約300本のオリーブの木を伐採し、この病気を媒介することが知られているセミやアブラムシなどの害虫に対して、当該地域への散布を行った。

2016年、ある研究により、同地域の広範な農地においてキシレラ菌が存在しないことが確認された。アルメリア、グラナダ、マラガ、ハエンの各アンダルシア州地域において、オリーブ、アーモンド、柑橘類の木に加え、観賞用植物を対象に600件の検査が実施された。