スペイン産オリーブオイルの輸入に対し、米国は新たな関税を課さない

米国通商代表部(USTR)は、スペイン産のパッケージ入りおよびバルク(ばら積み)オリーブオイルの輸入に対し、新たな関税を課さないことを決定した。USTRは8月に再びリストを見直す予定である。

米国通商代表部(USTR)は、スペインからの一部のパッケージ入りオリーブオイルの輸入に対して現在適用されている25%の関税を引き上げないことを発表した。また、USTRはスペイン産のバルクオリーブオイルの輸入に対しても、新たな関税を課さない方針である。

「現時点において、通商代表部は、非航空機製品に現在適用されている25%の追加関税率を上回る追加関税率を引き上げないことを決定した」と、USTRの法務顧問ジョセフ・バーローン氏は述べた。

米国は、欧州諸国が航空機メーカーのエアバス社に提供した違法な補助金について世界貿易機関(WTO)で勝訴した後、スペイン、フランス、ドイツ、英国からの様々な製造品および農産品に対し、75億ドル相当の関税を課した。

関税が発効してから2ヶ月後の12月、USTRは対象品目の見直しを開始し、一部の品目の追加や削除、および既存品目に対する関税負担の引き上げの可能性を検討した。

5月か6月には、欧州連合(EU)が、同じく違法な補助金提供の疑いで米国に拠点を置く航空機メーカー、ボーイング社を相手取って提起した類似の案件について、WTOが裁定を下す見通しだ。

この件に関するWTOの裁定に基づき、EUは米国製品に対して独自の関税を課すことが認められる可能性があり、その結果、USTRは現在の関税リストを再度見直すことになるだろう。

「米国通商代表部はまた、今後、『大型民間航空機紛争』に関連して、あるいは米国の大型民間航空機に対する補助金の疑いに関するEUのWTO提訴に関連して、EUが米国製品に追加関税を課した場合には、直ちに本措置を適宜改定する可能性があるとの判断を下した」とバーローン氏は述べた。