バウンダリー・ベンド、カリフォルニアに進出

オーストラリアの著名なオリーブオイル生産者が、米国における新工場の建設地を決定し、現地の生産者への働きかけを開始している。

オーストラリア最大のオリーブオイル企業であり、数々の賞を受賞している「コブラム・エステート(Cobram Estate)」ブランドを生産するバウンダリー・ベンド(Boundary Bend)は、州都サクラメントから約12マイル離れたカリフォルニア州ウッドランドに、生産施設および米国本社を設立する。

カリフォルニア州での事業を統括するのは、カリフォルニア・オリーブ・ランチCalifornia Olive Ranch)の元果樹園運営担当副社長であるアダム・エングルハート氏だ。エングルハート氏は現在、バウンダリー・ベンドの米国事業におけるCEOを務めている。

サクラメント・ビジネス・ジャーナル』によると、同社はかつてトラクター販売店だった10エーカーの敷地を購入し、そこで1時間あたり最大50トンのオリーブを加工するほか、瓶詰め工場やオフィスを設置する計画だ。

カリフォルニア州ウッドランドにあるバウンダリー・ベンドの新しい拠点。

エンゲルハート氏によると、同社は買収対象となる果樹園を模索しているほか、地域の農家と契約を結び、果実の供給を受ける方針だという。

同社の主力ブランドである「コブラム・エステート」は、2014年ニューヨーク国際オリーブオイルコンペティション(NYIOOC)で最多受賞を果たしており、米国のスーパーマーケットの棚で見かける機会が増えている。

バウンダリー・ベンド社によると、同社のオリーブオイル生産量は現在、米国の全生産者の合計を上回っているという。また、米国で消費されるオリーブオイルの95%以上が輸入品である一方、バウンダリー・ベンド社を筆頭とするオーストラリアの生産者は、同国の国内市場のほぼ3分の1を占めるに至っている。

バウンダリー・ベンドのロブ・マクガビン会長は、昨年の株主向け書簡で次のように述べている。「我々は、オーストラリアでの統合型ビジネスの成功を、米国でも再現できると確信している」。オーストラリアの富豪実業家クリス・コリガン氏が、この米国進出を支援している。

マクガビン氏は、4月に開催されるNYIOOCカンファレンスで講演を行う予定だ。