パレスチナがオリーブ評議会の最新加盟国となる

数千年にわたりオリーブが栽培されてきたパレスチナは、「2015年オリーブオイルおよび生食用オリーブに関する国際協定」に署名し、IOCの最新加盟国となった。

2017年4月9日、パレスチナが国際オリーブ評議会(IOC)の加盟国として加わり、IOCの加盟国総数は14カ国となった(欧州連合は1つの加盟国としてカウントされる)。

パレスチナ国は、2015年の「オリーブオイルおよびテーブルオリーブに関する国際協定」を批准したことを受け、国連機関であるIOCの加盟国となった。

この記念すべき出来事を祝し、IOC事務局長のアブデラティフ・ゲディラ氏は、IOC本部にて、パレスチナ駐スペイン大使のムサ・アメル・オデ氏を、他のIOC職員やオマーン、チュニジア、アルジェリア、カタール、ヨルダン、およびアラブ連盟からの大使や外交官らと共に歓迎した。

オデ大使はIOC職員の歓迎に感謝の意を表し、オリーブの木が平和の普遍的な象徴として持つ意義を出席者に改めて訴えた。この記念すべき機会を祝して、IOC本部では他の加盟国の国旗に並んでパレスチナの国旗が掲揚された。

パレスチナは2013年からIOCへの加盟を求めてきたが、当時、イスラエル・パレスチナ和平交渉を妨げる恐れがあるとして、ドイツと英国によって申請が阻止されていた。和平交渉の条件として、パレスチナ側は、イスラエルによるパレスチナ人囚人の釈放と引き換えに、いかなる国連機関にも加盟せず、ハーグの国際刑事裁判所(ICC)に提訴しないよう求められていた。

パレスチナでは数千年にわたりオリーブが栽培されており、主要な農作物となっている。パレスチナのオリーブ農家は、イスラエル軍の支配下にある地域において、収穫に許可証が必要となるなど困難な課題に直面している。一方、ヨルダン川西岸地区では、数千本のオリーブの木や苗木がイスラエル人入植者によって引き抜かれたり、損傷を受けたりしている。

国際オリーブ評議会(IOC)の統計によると、2014/15年の収穫年度にパレスチナでは2万4,500トンのオリーブオイルが生産され、そのうち6,500トンが他国へ輸出された。