干ばつにより、スペインでの豊作の連鎖に終止符が打たれた

農業組合ASAJAは本日、現在の干ばつの影響で、スペインの次期オリーブ収穫量が50%減少する可能性があると警告した。

農業組合ASAJAは本日、現在の干ばつの影響により、スペインの次期オリーブ収穫量が50%減少する可能性があると警告した。

スペインとポルトガルの農業部門は全般的に、過去70年間で最も乾燥した冬の1つによって深刻な打撃を受けており、これを受け同組合は本日(3月21日)、政府に対し緊急の支援を求めた。

欧州委員会のダチアン・チョロシュ農業担当委員は、事態の深刻さを踏まえ、両国へのEU農業支援金の支払いを前倒しすることについて前向きな姿勢を示している。

本日、イベリア半島の各地で雨や雪が降ったものの、来年のオリーブ収穫への被害はすでに生じている。

スペインのオリーブオイル産業はもともと窮地に立たされていたが、ASAJAのプレスリリースによると、干ばつの影響が本格的に現れるのは来シーズンになってからであり、「オリーブ産業は収穫量の半分以上を失う可能性がある」という。「具体的な数字で言えば、ハエン県だけで4億ユーロ(5億2900万ドル)以上の損失となる可能性がある」と同リリースは述べている。

唯一の救いは、オリーブオイル生産の落ち込みが、現在底値にある農産物価格の回復につながる可能性があることだ。

今シーズンの収穫は、スペインにおいてまたしても豊作となる見込みだ。オリーブオイル大手デオレオ(Deoleo)の報告書に基づく推計を引用し、ユーロパ・プレスは、2011-2012年のスペインのオリーブオイル生産量が前年比14%増の159万トンになると報じている。同国は47万3700トンの在庫を抱えて今シーズンを迎えた。