スペインの米国向け瓶詰めオリーブオイルの輸出量が80%減少
このニュースは、スペイン食品情報・管理庁が、生産量が当初の予測より約20万トン減少すると発表したことを受けて報じられた。
スペインの主要農業協同組合「Cooperativas Agro-alimentarias」によると、2020年のスペイン産ボトル入りオリーブオイルの対米輸出量は、2019年と比較して80%減少した。
この減少は、2019年10月にトランプ政権が課した関税が原因とされており、スペインのオリーブオイル業界に甚大な打撃を与えた。
スペイン産の瓶詰めバージンオリーブオイルおよび非バージンオリーブオイル、ならびに数種類のグリーンテーブルオリーブに対する25%の関税は、1月にトランプ氏が退任した後も引き続き適用されている。
「毎月米国に輸入されるスペイン産オリーブオイルの量は、700トンにも満たない。関税が課される前は、この量は約10倍あった」と、クーパーティバス・アグロ・アリメンタリャスのラファエル・サンチェス・デ・プエルタ会長は述べた。「実際、これに近い数字を見つけるには、1990年代初頭まで遡らなければならないだろう。」
関連記事:貿易ニュース同協同組合が分析した米国商務省の貿易データによると、米国の関税措置の主な恩恵を受けているのはチュニジアとポルトガルである。一方、イタリアは依然として瓶詰めオリーブオイルの最大輸出国である。
2020年、チュニジアの対米オリーブオイル輸出は700%増加し、ポルトガルの輸出は800%増加した。
「月日が経つにつれ、米国における我々の存在感は薄れつつある」とサンチェス・デ・プエルタ氏は述べた。「我々が直面している不当な関税により、過去20年間に数百万ドルもの投資を行ってきたにもかかわらず、欧州連合(EU)以外の最重要市場から締め出されてしまった。」
ジョー・バイデン大統領が主に国内政策に注力する中、生産者らは関税撤廃に向け、バイデン政権と協力するよう国や地方当局への働きかけを続けている。
この残念な貿易ニュースが報じられる中、スペイン食品情報・管理庁は、2020年のオリーブ収穫量の最終推計が140万~145万トンに達したと発表した。
過去5年間の移動平均を上回ってはいるものの、収穫量は当初の予想を下回った。
輸出減少の大部分は、アンダルシア地方の修正値によるもので、同地方の生産量は当初の推定より25万トン減少するとされた。スペイン中部での嵐「フィロメナ」による被害も、生産量の減少要因となった。