研究によると、オリーブオイルは心臓病の治療において薬よりも効果的である可能性がある
PREDIMEDの一環として行われたスペインの研究の予備結果によると、バージンオリーブオイルやナッツを豊富に含む地中海式食事は、わずか1年で頸動脈の動脈硬化を改善できるという。

心血管疾患の一次予防における地中海式食事療法の有効性を評価することを目的とした長期栄養介入研究「PREDIMED」の一環として行われたスペインの研究の予備結果によると、バージンオリーブオイルは、心臓病のリスク低減において医薬品よりも効果的であることが示された。
研究者らは、バージンオリーブオイルやナッツ類を豊富に含む地中海式食事療法により、わずか1年で頸動脈の動脈硬化を逆転させることができると報告している。
この研究には55歳以上の参加者187名が参加し、無作為に3つのグループに割り当てられた。 オリーブオイル群は、3ヶ月あたり15リットル(1日あたり約大さじ10杯に相当)のバージンオリーブオイルを補った地中海式食事療法を実践し、ナッツ群も同様に地中海式食事療法に加え、1日30グラム(約1オンス)のクルミ、アーモンド、ヘーゼルナッツを摂取し、低脂肪食群には低脂肪食を実践するための指導と資料が提供された。
全被験者に対し、研究開始時および1年後の両時点で、頸動脈の動脈壁の厚さを測定した。 「その結果、動脈硬化によるこの層の肥厚が最も著しかった人々について観察したところ、バージンオリーブオイルやナッツを豊富に含む地中海式食事法を実践したケースでは、病変の著しい改善と退行が見られました。この改善は、研究開始時に動脈壁の肥厚が見られなかった人々には認められませんでした」と、研究者の一人であるアナ・サンチェス・タンタ博士は述べています。
この結果から、「食事パターン全体を変更することで、わずか1年で、医薬品では2年間の治療を経ても達成できなかった成果が得られた」と結論づけられた。
「地中海式食事による頸動脈内膜中膜複合体厚の変化:無作為化試験(PREDIMED-Navarra)」。Atherosclerosis. 2011年9月;218(1):174-180.