研究者らがオリーブの皮から生分解性プラスチックボトルを製造
スペインの科学者が、オリーブの皮から得られる成分を用いて、生分解性プラスチックボトルを製造する方法を発見した。
スペインの研究者の取り組みのおかげで、まもなく、オリーブの皮に含まれる化合物から作られたバイオプラスチック製のボトルに入ったオリーブオイルが購入
できるようになるかもしれません。
ヘスス・ゾリージャ氏は、オリーブの皮の残渣からPHA(ポリヒドロキシアルカノエート)を抽出する方法を発見しました。このPHAを用いて、無毒で100%生分解性のあるプラスチック容器を製造することが可能になります。
オリーブオイルの原産地呼称(D.O.)であるハエンの「シエラ・デ・セグラ」が発表したプレスリリースによると、ゾリーヤ氏は同D.O.のオリーブオイル搾油所の一つから出る副産物を利用して、この化合物を開発した。
このバイオプラスチック製容器は食品に適しているだけでなく、オリーブオイルの保存にも理想的である。「石油由来の従来のプラスチックボトルとは異なり、発がん性ポリマーがオイルに溶出するリスクを完全に回避できるからだ」と同原産地呼称団体は説明している。また、光による酸化からオイルを保護する特性も備えている。
「さらに、この新しいバイオプラスチックは、現在経済的価値のないオリーブオイル生産時のオリーブ皮の残渣を活用する手段となるでしょう。」
「年間約1万トンのオリーブを加工するオリーブオイル工場であれば、3万キロのバイオプラスチックを生産でき、これにより20万ユーロ(26万8000ドル)の追加収益が見込める」
現在、特許出願手続きが進められており、ゾリージャ氏は、残りの開発段階の資金調達に協力してくれる可能性のある、包装や研究開発に携わる企業からの連絡を熱望している。
