イスラエルで1300年前のオリーブオイル工場が発掘される
テルアビブの郊外で、考古学者たちが約1300年前のものと推定される珍しいオリーブ搾油機を発掘した。
イスラエル考古学庁(IAA)は、西暦6世紀から8世紀にかけてのビザンチン・イスラム時代に使用されていた、ユニークな産業用オリーブ搾油機を発掘した。この遺跡は、テルアビブ郊外のホド・ハシャロンで行われた発掘調査中に発見された。
発掘チームは、オリーブを圧搾するための床、溝、搾りたてのオリーブオイルを排水・貯蔵するための貯水槽、そして配管システムを発見した。遺跡のそばからは、オリーブの袋を圧搾するために使われた石製の重りも見つかった。IAAの中部地区考古学者であるアミット・レエム氏は、このオリーブオイル工場は、地中に埋められた古い建築用石材を削り出して造られたものだと述べた。
ホド・ハシャロンでのオリーブ搾油所の発見が特筆すべきなのは、通常、このような搾油所は既に地中にあった岩盤を削り出して作られるのが一般的だからだ。しかし、このケースでは地盤が軟弱であったため、堅固な基礎の構築が必要となった。そのため、石工が加工した石材を用いて搾油所が建設されたのである。
発掘チームのリーダーであるドゥラール・マサルワ氏は、「オリーブオイルが搾り出された表面に加え、液体状のオイルを排出するためのパイプ、水路、穴のネットワークも発見しました」と語った。IAAの専門家によると、この搾油所の規模から見て、個人使用ではなく商業生産を目的としていたことが示唆されるという。
ホド・ハシャロン市は、この貴重な発見を後世に伝えるため、同地に考古学公園を設立する可能性を検討している。
