オリーブオイルとワインの先駆者、ラウル・カステラーニ氏が死去
ラウル・セサル・カステラーニ氏の突然の逝去は、ワインとオリーブオイルの世界に、素晴らしい思い出、重要な功績、そして豊富な知識を残しました。
ラウル・セザール・カステラーニ氏が、昨日9月14日、予期せぬ心臓発作により71歳で逝去しました。彼の訃報がワインやオリーブオイル業界に広まるにつれ、彼を形容する言葉が繰り返し語られています。「父」、「友人」、そして「偉大な師」です。
ラウルとの出会いは、まさに贈り物でした。自分のアイデアや情熱を彼に話せば、彼はそれを育む方法を見つけ、正しい方向へと導き、適切な人々とつなげてくれました。また、彼は並外れた忍耐力、品格、そして謙虚さを兼ね備えており、それらが世界中のワインやオリーブオイルのテイスティング専門家たちをさらに成長させる助けとなりました。彼は、周囲のすべての人を、まるで自分だけが特別な存在であるかのように感じさせる、類まれな才能を持っていました。
ラウルは謙虚な人でしたが、世界トップクラスのワイン専門家の一人でした。『インターナショナル・ワイン&スピリッツ』誌は、彼を「トップ12ワイン専門家」の一人に選出しました。ラテンアメリカでは第1位、北米全体でも第2位という評価でした。
ワイン界への彼の最大の貢献は、故郷アルゼンチンのメンドーサワインに関する広範な知識でした。『ワインテイスティングの芸術』、『愛とユーモアを添えたワインと美食』、『アルゼンチンの偉大なるワイン』など、このテーマに関する多くの著書を残してくれたことに、私たちはただ感謝するばかりです。
ラウルは単なる専門家にとどまらず、ワイン業界とオリーブオイル業界の両方に多大な貢献を果たしました。生涯を通じて世界中の賞を受賞し、「もうひとつのメンドーサの歴史:男と女とワイン」や「女王のためのワイン」といったセミナーを開催してくれました。
それだけにとどまりませんでした。彼はまた、数多くのイベントやコンクールの創設者兼主催者でもありました。
今年6月、テラオリボの会長として、ラウルは世界中から寄せられた数百点のサンプルを審査する、同コンクールの国際テイスティングパネルを組織しました。
8月には、アルゼンチンで開催された自身の主催する4つのコンクール——ヴィヌス(Vinus)、オリヴィヌス(Olivinus)、オリヴィヌス・ニニョス(Olivinus Niños)、オリヴィヌス・デザイン(Olivinus Design)——を統括しました。ヴィヌスは、今や世界で最も重要なワインコンクールのひとつとなっています。オリーブオイルのコンクールであるオリヴィヌスもその重要性が認められており、その派生イベントであるオリヴィヌス・ニニョスは、14歳未満の子供たちが審査員を務めるコンクールです。
この冬、ラウルは「ラ・ムヘール・エリヘ(女性が選ぶ)」の20周年を祝う予定でした。彼は、ワイン選びや市場形成における女性の役割を称えるためにこのコンテストを立ち上げました。ラウルによれば、女性が最高のワインを選ぶ際に間違いを犯すことはめったにないとのことです。
彼は、自身の遺産を受け継ぎ、コンクールやイベントが途絶えることのないよう、意欲に満ち、万全の準備を整えた人々を後継者として残しました。