パレスチナ人男性の待ちに待ったオリーブの収穫

イスラエル軍による支配と入植者たちの反対により、多くの農家にとって収穫作業は極めて困難、あるいは不可能な状況に陥っている。

ハシェム・アゼ(写真:O Território)
ハシェム・アゼ(写真:O Território)

パレスチナ全土の多くの人々にとって主要な作物であり収入源であるオリーブの収穫は、パレスチナ人にとって極めて重要な時期である。しかし残念ながら、イスラエル軍の支配と対立する入植者たちの存在により、多くの農家にとって収穫作業は危険を伴うほど困難、あるいは不可能な状況にある。

その一人であるハシェム・アゼ氏は、2000年以来、自分のオリーブの木から収穫できていないと語った。アゼ氏はヘブロンのH2地区にあるテル・ルメイダ通りに住んでおり、入植者たちは彼の家からわずか数メートルの距離に住んでいる。

イスラエル軍の支配下にあるH2地区に住む人々がオリーブを収穫するには、イスラエル軍からの許可が必要だ。許可が下りれば、農家は1日で全てのオリーブを収穫しなければならないが、軍は理由を明かすことなく許可申請を却下することができる。その後6年間、アゼ氏は許可を得ることができなかった。

アゼは2007年にようやく許可を得たが、毎年オリーブが盗まれたり破壊されたりするのを目の当たりにしていたため、許可があっても事態が順調に進む保証はないことを知っていた。国際連帯運動(ISM)とキリスト教平和活動家チーム(CPT)という2つの活動家団体の支援があったにもかかわらず、アゼは収穫中に襲撃を受け、収穫を中断せざるを得なかったと語った。

アゼが次に許可証を取得したのは2013年になってからだった。10月8日に収穫を予定していたが、その5日前に再びオリーブが盗まれた。今年、許可証により、彼が所有する50本以上の木のうち6本について、10月20日に収穫を行うことができた。

今年もISMとCPTがアゼ氏を支援し、入植者による抗議活動はあったものの、6本すべての木から無事に収穫を行うことができた。