逆境を乗り越えるテキサスのオリーブオイル生産者たち

数々の困難があることは認めつつも、テキサスの農家たちは世界最高級のオリーブオイルを生産することに成功している。

テキサス・アグリライフ・エクステンションの助教授兼普及専門官であるジム・カマス氏は、オリーブの耐寒性の低さ、不適な気候、土壌伝染性病原体に対するオリーブの木の高い感受性といった課題を挙げ、テキサス州がオリーブオイルの商業生産地となる可能性は低いとする見解を発表した。しかし、こうした困難が認められているにもかかわらず、テキサスの農家たちは逆境に立ち向かっている。

「ローン・スター・ステート(テキサス州)」は、今年のニューヨーク国際オリーブオイルコンペティションで3つの賞を獲得し、テキサス・オリーブ・オイル・カンパニー&ベラ・ビスタ・ランチ 、そしてテキサス・ヒル・カントリー・オリーブ・カンパニー (州内で唯一の有機オリーブ農園)が大きな勝利を収めた。
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テキサス・オリーブオイル・カウンシル(TOOC)は、この産業の成功に不可欠な役割を果たしてきた。「ようやくオリーブの木を植えるべき場所が分かってきた。良質なオリーブを生産する秘訣は、開花期と着果期の気温変動を最小限に抑えることだ」と、TOOCの共同創設者であるジム・ヘンリー氏は語る。

昨年、テキサス州には約50の生産者がいると推定された。拡大を続けるオリーブ栽培農家の仲間入りをした最新の生産者の一人が、カーティス・ミッカンと彼の孫であるジョシュ・スワフォードだ。ミッカン氏は『AgriLife Today』に対し、長期的な社会貢献と家族の伝統の両方を継承できるものを栽培したいと語った。二人は、米国がオリーブオイルの消費量で世界第3位であることを知り、オリーブ農園を開設することを決めた。

テキサス州では、地元産食品の生産に対する関心が高まっている。そしてテキサス・オリーブオイル・カウンシルのおかげで、地元の農家にとってこの産業への参入がより容易になりつつある。今年5月以来、テキサス・オリーブオイル・カウンシルは2回の教育研修会を主催しており、いずれもテキサスA&Mアグリライフ・エクステンション・サービスが実施した。 最初の研修は「オリーブ園の管理」に焦点を当て、土壌分析や圃場整備、灌漑と栄養管理、品種、病害虫防除、雑草管理について解説した。一方、去る8月に開催された最新のセミナーでは、オリーブの栽培と搾油の特性について議論が行われた。

園芸学者のラリー・スタイン氏は、アグリライフ・エクステンションが、将来の農家向けに最適な栽培手法をさらに確立するため、植栽試験と研究を拡大していくと述べました。「多くの質問が寄せられており、関心と熱意も高まっています。そのため、今後数年間で多くの知見が得られると期待しています。」