国連世界食糧計画(WFP)が2020年のノーベル平和賞を受賞
WFPは、飢餓との闘いへの貢献と、紛争の影響を受けた地域における平和の基盤づくりのための取り組みが評価され、表彰された。
2020年のノーベル平和賞は、飢餓との闘いにおける同組織の取り組み、紛争影響地域における平和的状況の改善への貢献、そして戦争や紛争において飢餓が武器として利用されることに対する牽引役としての役割が評価され、国連世界食糧計画(WFP)に授与された。
関連記事:スペインの大手テーブルオリーブ生産者のトップが男女平等賞を受賞第100回ノーベル平和賞は10月9日、ノルウェー・ノーベル委員会のベリット・ライス=アンデルセン委員長からWFPに授与された。同委員長は、食料安全保障の向上を支援することは、単に飢餓を防ぐにとどまらず、平和と安定への展望を広げることも含まれると強調した。
「今日、世界で飢えに苦しむ6億9000万人の一人ひとりに、飢えなく平和に生きる権利がある」と、WFPのデビッド・ビーズリー事務局長は声明で述べた。「本日、ノルウェー・ノーベル委員会は、彼らと、紛争がもたらす壊滅的な結果に世界の注目を向けさせた。」
ビーズリー氏はまた、Twitter上のビデオメッセージを通じてWFPのスタッフに敬意を表し、「彼らは、戦争や紛争、極端な気候現象など、世界で最も困難で複雑な現場に身を置いている。どんな状況であろうと、彼らは現場にいて、この賞に値する」と述べた。
WFPは、新型コロナウイルスのパンデミックにより、南スーダン、ブルキナファソ、イエメン、ナイジェリア、コンゴ民主共和国などの地域で、気候変動や武力紛争によってすでに飢餓に直面していた人々の数が大幅に増加したことを受け、支援活動を強化した。
2019年だけでも、WFPは深刻な食料不安と飢餓に直面する88カ国の約1億人に支援を提供した功績が認められた。
2015年、国連は飢餓の撲滅を持続可能な開発目標の一つと宣言し、WFPをその主要な実施機関として位置付けた。