若手アーティストがオリーブをすりつぶして絵を描く
ナザレ出身のパレスチナ人若手アーティスト、アリージュ・ラウェンは、布の上に作品を描く際、オリーブを筆代わりに使っています。
ナザレ出身のパレスチナ人若手アーティスト、アリージュ・ラウェンは、布の上に作品を描く際、オリーブを筆の代わりに使っています。
先月、アリージュはヨルダン川西岸地区のエリコにあるホテル・オアシスで個展を開いた。会場では、小さな木槌でオリーブを押しつぶすという彼女の制作技法を紹介する映像が上映された。
展覧会のオープニングセレモニーで、この若手アーティストは、パレスチナの人々の「アイデンティティ、帰属意識、そして不屈の精神」の象徴として、オリーブを使って描くことを決めたと語った。

アリージュ・ラウェン
このアイデアは、オリーブの木を描くためにオリーブを使うことを決めた際に浮かんだものだが、その後、オリーブを押しつぶして新たな題材を描くことを思いついた。その題材は、しばしばオリーブの木と縁のあるパレスチナの人物たちであり、例えばヤセル・アラファトのように、国連総会で次のように述べた人物だ。 「私はオリーブの枝と、自由の戦士としての銃を持ってここに来た」と述べたヤセル・アラファトや、オープニング・カンファレンスでアリージュがその言葉を引用したパレスチナの詩人、タウフィーク・ジアドやマフムード・ダルウィッシュなどだ。
アリージュは、オリーブを道具として、また平和の象徴として用いて自身の芸術的アイデアを表現すること、つまり、平和を知る機会がほとんどなかったこの地からのメッセージを伝える芸術作品を生み出すことが目的だと語った。