チュニジアのオリーブ産業、日本の協力プロジェクトの恩恵を受ける
チュニジアで現在進行中の日本の開発プロジェクトは、オリーブオイル製品の開発を支援し、チュニジア産オリーブオイルの輸出を促進することを目的としている。
チュニジアで現在進行中の日本の開発プロジェクトは、オリーブオイル製品の開発を支援し、チュニジア産オリーブオイルの輸出を促進することを目的としている。
国際協力機構(JICA)と科学技術振興機構(JST)が共同で実施する「持続可能な開発のためのパートナーシップ(SATREPS)」は、2009年に「地域開発のための半乾燥・乾燥地帯における生物資源の有効活用:砂漠植物の力を活用する」というプロジェクト名で開始された。
2015年4月27日、日本側プロジェクトチームのリーダーである磯田弘子氏や、駐チュニジア日本大使の宝城丈一氏らからなる日本代表団が、ハビブ・エシド・チュニジア首相に対し、この協力プロジェクトの成果と今後の取り組みについて説明を行った。
国際協力機構(JICA)および科学技術振興機構(JST)が資金提供を行うこの2年間・600万ドルのプロジェクトには、オリーブオイル製品の付加価値向上、品質改善、および搾油過程で発生する廃棄物のリサイクルに焦点を当てた研究が含まれており、チュニジアの5つの研究機関と筑波大学の日本人研究者チームによって実施されている。
JICAによると、チュニジア産オリーブオイルは品質が高いにもかかわらず、ブランド化に成功しておらず、その大部分は欧州へ輸出され、そこで他のオリーブオイルとブレンドされた後、イタリア産やスペイン産として販売されているという。

チュニジア首相との会談に続き、4月29日にチュニスでシンポジウムが開催され、JICAの代表である浅野篤氏は、チュニジア産オリーブオイルを日本の消費者に紹介すると発表した。一方、日本大使は、日本企業が持続可能なオリーブ生産に関する研究を行うことを明らかにした。
チュニジアのオリーブオイル生産量は前回の収穫期に4倍に増加した。チュニジアは
スペインに次ぐ世界第2位のオリーブオイル生産国
である。チュニジア産オリーブオイルの60~70%はEUへ輸出されており、その大半はスペインとイタリア向けである。