欧州、貿易摩擦の緩和に向け米国産ロブスターへの関税を撤廃

ロブスターの輸入に対する1億1100万ドル相当の関税を撤廃する見返りとして、米国は様々な品目に対する1億6000万ドル相当の関税を撤廃する。観測筋は、一部のスペイン産オリーブオイルに25%の関税が課されることにつながった貿易摩擦を緩和するための第一歩だと見ている。

欧州連合(EU)は、米国からの生および冷凍ロブスターの輸入に対する1億1100万ドル相当の関税を撤廃することで合意した。これは、両者間の貿易摩擦を緩和することを目的とした措置である。

これに対し、米国は、調理済み食品を含むEU加盟27カ国からの1億6000万ドル相当の輸入品に対する関税を撤廃する。

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この合意は、他の欧州機関すべてによる承認はまだ得られていないものの、20年にわたる貿易摩擦を解消するための重要な第一歩と見なされている。今回の決定は、この期間において双方が関税を撤廃したのは初めてのこととなる。

「我々は、この一連の関税引き下げ措置が、より自由で公正かつ互恵的な大西洋横断貿易を実現するさらなる合意へとつながるプロセスの始まりとなることを意図している」と、ロバート・ライトハイザー米通商代表とフィル・ホーガン欧州委員(通商担当)は共同声明で述べた。

スペイン産パッケージ入りオリーブオイルの輸入関税や、フランスおよびスペイン産の一部のテーブルオリーブに対する関税は維持されるものの、大西洋を挟んだ双方の交渉担当者は、今回の緊張緩和が単発の出来事にとどまらないと確信している。

欧州委員会の報道官はCNBCに対し、今回の交渉が、エアバスとボーイングへの航空機補助金について双方が協議の席に着くための第一歩となる可能性を示唆した。

米国を代表して、世界貿易機関(WTO)はすでに、EUがエアバスに違法な補助金を支給したと裁定し、75億ドルの対抗措置を命じている。また、WTOは、米国のメーカーであるボーイングへの補助金に関する同様の案件についても、EUに有利な裁定を下すと予想されている。その裁定は、今夏後半に下される見通しだ。

「欧州委員会と米国は、この合意をEUと米国の貿易関係をさらに改善するための良好な基盤かつ第一歩と捉えている」と、同報道官はCNBCに語った。「この合意案は、長年にわたる航空機紛争について交渉による解決を見出すという双方のコミットメントに基づいている。」