スペインの不作に関する最新データ

スペインの2月のオリーブオイル出荷量は4万9000トン未満にとどまり、昨年の生産量の約3分の1だった。

スペインの2月のオリーブオイル出荷量は4万9000トン未満にとどまり、これは前年同月の生産量の約3分の1、過去3年間の平均の5分の1に過ぎない。

スペインオリーブオイル庁(AAO)の最新市場レポートによると、過去10年で最悪の収穫期が終わりに近づく中、10月以降の5ヶ月間の総生産量はわずか59万6,000トンにとどまり、前シーズンの同時期に比べて62%減少した。

食用オリーブは約320万トンが搾油され、平均収率は18.26%で、前シーズンより2.74ポイント低下した。

取引も依然として低迷しており、輸出は前年同期比で4分の1近く減少し、10月から2月までの国内販売量は17%減のわずか20万5,700トンにとどまった。

輸出は半増、在庫は4分の1減

先月の数値はまだ暫定的なものだが、スペインのオリーブオイル輸入量はこれまでに4万400トンに達し、前年同期比で50%増加している。

2月末時点の在庫量は85万6,300トンと推定されており、これは過去4シーズンの平均より24%少ない。

価格見通しと次期収穫

スペイン政府は、オリーブオイル業界への救済策を求める農家組合との協議を進めている。今シーズンは干ばつと遅霜により収穫量が大幅に減少したが、過去3回の豊作期においても低価格のため生産者は苦境に立たされていた。

昨年半ばから回復基調に入り、生産者価格は1ユーロ以上上昇したが、1kgあたり3ユーロを超えるさらなる上昇は避けられないとの見方が広がる中、3月26日時点のPOOLred製油所渡し基準価格は1kgあたり2.83ユーロにとどまった。

一方、農業者組合UPAのグラナダ支部事務局長ニコラス・チカ氏は、今月の豪雨によりオリーブ葉斑病の発生が増加しており、これが来シーズンのオリーブ生産量を減少させる恐れがあると警告している。

また、カタルーニャ州では、政府の予算削減に伴い、オリーブミバエに対する空中散布が減少したことによる影響が懸念されている。

食用オリーブ

9月の生食用オリーブシーズン開始以来、482,310トンが収穫され、前シーズン比で8%減少した。

輸出と国内販売はいずれも、それぞれ12%と4%増加しており、2月末の在庫量は576,640トンで、前シーズン比9%の減少となった。