フランスでオリーブオイルの不正が発覚

120トンのスペイン産オリーブがプロヴァンスで搾油され、同地域の権威あるAOPラベルを付けて販売された。

『ラ・プロヴァンス』紙は、高品質なオリーブオイルの産地として知られる有名なプロヴァンス地方で、またしても大規模なオリーブオイルの不正事件が発生したと報じた。

報道によると、2014年9月から2015年1月にかけて、同地域の搾油所に120トンのスペイン産オリーブが持ち込まれ、そこから生産されたオイルは瓶詰めされた後、名門ブランドのラベルを貼られ、製品の原産地を保証するはずのAOP(原産地呼称保護)の認定を受けて販売されていた。
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に関する記事 小さな町ムリエで、ある男がついに罪を認め、オリーブミバエ による被害を受けた後、不正な利益を得ようとしたと説明した。彼は共犯者の助けを借りて、プロヴァンス産のオリーブにスペイン・アンダルシア産のオリーブを混ぜ合わせることを決めた。

スペイン産のオリーブは、3つの地域にある9つの異なる搾油所に持ち込まれた。内訳は、ブーシュ=デュ=ローヌ県に5か所、アルルとランコン=プロヴァンスの間に1か所、ヴァール県とガール県にそれぞれ3か所である。

搾油後、スペイン産のオリーブは「AOPヴァレ・デ・ボー」、「AOPプロヴァンス」、「オリーブ・フランセーズ」という3つの異なるラベルで販売された。また、調査の対象となっていたのは、その一部が有名であるこれらの搾油所が、容疑者の行為を承知の上で取引を行っていたかどうかという点であった。

「オリーブの原産地を偽ることは、フランスでは詐欺行為にあたる」と、本件に詳しい関係者は述べた。この5ヶ月間の取引で、30万ユーロ(33万4663ドル)の売上が生み出されたとみられている。

「搾油業者たちがオリーブの産地について目をつぶっていた可能性は十分にある。オリーブミバエによる被害を考えると、それは関係者全員にとって都合が良かったのだ」と、本件を担当するある関係者はコメントした。スペイン産のオリーブは、地元のフランス産に比べて価格がはるかに安い。

理論上、販売業者は搾油所に原産地を保証する区画証明書を提出しなければならない。市場事情に精通していたものの、自らオリーブを栽培していなかった容疑者は、他人の古い書類を使用していた。

「詐欺行為は深刻だが、オリーブオイルの総生産量の7~8%にしか影響しないだろう」と、フランスのオリーブオイル業界団体「アフィドルAfidol)」の会長、オリヴィエ・ナスル氏は述べた。

フランスやヨーロッパでは、このような不正事例がいくつか発生している。2005年には、アフィルドが、アルルを拠点とする2人の販売業者が、スペイン産のオリーブから製造した数トンのオイルを「プロヴァンス」や類似のラベルで販売していたと指摘した。

2012年には、プロヴァンスの有名な市場で販売されているオリーブオイルの4本に1本が、実際には不正なラベルを貼られた製品であると推定された。

2014年から2015年の収穫期には、主にオリーブハエによるプロヴァンス地方のオリーブオイル生産量の減少を背景に、多くの不正が行われたと考えられている。

2012年、『ラ・レプッブリカ』紙が掲載したイタリアの調査によると、「イタリア産」と称して販売されているエキストラバージンオリーブオイルの5本中4本が、実際には外国産のオイルが混ぜられていたと推定された。

2015年初頭、欧州連合(EU)はオリーブオイルの不正行為に対する監視と罰則を強化したが、依然として課題は山積している。フランスでは、DGCCRF(競争・消費者・不正対策総局)がこうした不正行為の追跡を担当している。1月に公表された最新の調査結果によると、生産プロセスの各段階で348カ所が検査された。

調査結果では、ラベルに関する問題が多数確認された。検査対象となったオリーブオイルの8%において、原産地が明記されていなかった。また、実際にはそうではないにもかかわらず、フランス産であると記載したラベルも見られた。さらに、DGCCRFは、ラベルがない、ラベルが不完全である、あるいは外国語のみのラベルが貼られたボトルの事例も確認している。

原産地呼称保護(PDO)や原産地呼称統制(AOC)の表記が、AOCに該当しない製品に対して無差別に使用されるケースも見受けられ、例えば「AOCプロヴァンス」といった表記がそれにあたる。

不適合サンプルの合計は46%であったが、2014年の57.3%から減少しており、一定の進展が見られた。「この分野における中小企業による啓発活動が効果を上げているようだ」とDGCCRFは述べた。