イタリアのオリーブオイル業界で数千人の雇用が失われる恐れ、農家団体が警告

コリデッティによると、悪天候とキシレラ・ファスティディオサ菌の影響で国内のオリーブオイル生産量が激減し、オリーブオイルのサプライチェーンにおいて10万人の雇用が失われたという。

イタリアの農業団体「コルディレッティ」は、悪天候とキシレラ・ファスティディオサ菌の被害により国内のオリーブオイル生産量が激減したことを受け、同国のオリーブオイル供給チェーンにおいて10万人の雇用が失われたとする分析結果をイタリア政府に提出した。

コルディレッティによると、今シーズンのイタリアのオリーブオイル生産量はわずか18万5,000トンにとどまり、通常は国内のエクストラバージンオリーブオイルの半分以上を生産しているプーリア州では、生産量が65%減少した。 同団体によると、キシレラ菌の感染はすでに推定2,100万本の木に及んでおり、12億ユーロ(13億5,000万ドル)の損害をもたらしている。一方、オリーブオイル産業全体はイタリア経済において30億ユーロ(33億6,000万ドル)の価値があるという。

コルディレッティは 政府当局に対し、キシレラ・ファスティディオサの蔓延を食い止め、業界のさらなる衰退を防ぐための法整備を行うよう求めるとともに、農家や搾油業者への補償に必要な資金の拠出を約束するよう要請した。同協会はまた、搾油業者が機械を廃棄することを防ぐための措置や、社会保険料の免除を通じた雇用支援も求めた。