オーストラリアの大富豪、バウンダリー・ベンドの米国進出を支援

クリス・コリガン氏は、米国でのバウンダリー・ベンド社の製品展開および研究開発のために、1,000万ドルの資金のうち約半分を負担しているとみられている。

オーストラリアの大手オリーブオイル企業「バウンダリー・ブレンド」が米国での事業拡大を図る中、同国の富裕な実業家クリス・コリガン氏が主要な資金提供者として名乗りを上げた。

バウンダリー・ブレンド・リミテッドのロブ・マクガビン執行会長
バウンダリー・ブレンド・リミテッドのロブ・マクガビン執行会長

『シドニー・モーニング・ヘラルド』紙によると、パトリック・コーポレーションの元マネージング・ディレクターである同氏は、コブラム・エステートやレッド・アイランドといったブランド名で製品を販売するこのオリーブオイル生産・加工会社が調達する推定1,000万ドルの資金のうち、約半分を出資しているとみられている。

コリガン氏が農業分野に投資するのは今回が初めてではない。近年、彼はカプラン・エクイティを通じて、クルミ・タマネギ生産グループのウェブスターズやオーストラリアン・アグリカルチュラル・カンパニーの株式を取得している。

バウンダリー・ベンド社は、オリーブオイル製品のマーケティングにおける成功だけでなく、その革新的なアプローチや研究分野への貢献でもよく知られている。オーストラリアのオリーブオイル専門家リチャード・ガウェル氏は同社を称賛し、「(バウンダリー・ベンド社は)手頃な価格で高品質なエクストラバージンオリーブオイルをオーストラリアのスーパーマーケットの棚に並べる上で重要な役割を果たしてきた」と述べた。

欧州市場で確固たる地位を築いた同社は、現在、世界第3位のオリーブオイル消費国である米国でも同様の成功を収めることを目指している。計画されている事業拡大を通じて、バウンダリー・ベンドは米国に試験研究所と加工施設を設立する予定だ。同社は米国市場に巨大な潜在力を見出しており、同市場はオーストラリアの収穫期とは「季節が逆」である点も評価している。

「当社は、オーストラリアでの統合型ビジネスの成功を米国でも再現できると確信しています」と、バウンダリー・ベンドのロブ・マクガビン会長は先日、株主に向けて語った。

バウンダリー・ベンドは、2014年のニューヨーク国際オリーブオイルコンペティションにおいて最多受賞生産者となり、同社の「コブラム・エステート」ブランドで金賞3つと最優秀賞2つを獲得した