エキストラバージンオリーブオイルを取り入れた地中海式食事は、糖尿病の予防に役立つ可能性がある
スペインの研究者らによると、地中海式食事法を実践することで、糖尿病のリスクを約30%低減できる可能性があることが分かった。

現在進行中の介入研究「PREDIMED」の最新試験において、スペインの研究者らは、地中海式食事を実践することで、低脂肪食と定義された対照食と比較して、糖尿病のリスクを約30%低減できる可能性があることを明らかにした。
『Annals of Internal Medicine』誌に掲載されたこの研究には、2003年以降スペインの7つの地域から7,000人以上の参加者を登録した大規模なPREDIMED研究のサブグループである、3,541人の男女が参加した。この特定の試験の対象となった男女は55歳から80歳で、心臓病のリスクが高いものの、糖尿病は患っていない人々であった。
PREDIMED研究の標準的な手法に従い、参加者は3つの食事群のいずれかに割り当てられた。具体的には、エクストラバージンオリーブオイルを補った地中海式食事、ナッツ類を補った地中海式食事、または対照食(参加者は低脂肪食を摂取するよう指導された)である。参加者に運動や減量は求められなかった。
平均4.1年後の追跡調査において、対照群からは101名が糖尿病を発症したのに対し、エクストラバージンオリーブオイルを補った地中海式食事群ではわずか80名のみが発症した。研究者らは、地中海式食事群の方が食事療法の遵守率がはるかに高かったことを指摘し、カロリー制限を伴わないエクストラバージンオリーブオイルを豊富に含む地中海式食事は、心臓病のリスクが高い人々の糖尿病リスクを低減する可能性があるとの結論を下した。
地中海式食事法に糖尿病予防効果があることが示されたのは、今回が初めてではない。2011年には、PREDIMED研究の一環として実施された小規模な試験(参加者418名)において、地中海式食事法が低脂肪食と比較して2型糖尿病のリスクを約50%低減させることが示されていた。