インドで商業的なオリーブ栽培が始まる
インド西部のラジャスタン州では、オリーブの商業栽培がまもなく開始される見通しだ。同州の大規模農家たちは、オリーブ栽培に強い関心を示している。
4年前にラジャスタン州で実施されたインド初のオリーブ栽培パイロットプロジェクトが成功を収めたことを受け、このインドの砂漠地帯である同州で、オリーブの商業栽培がまもなく開始される見通しだ。ラジャスタン州のオリーブ栽培パイロットプロジェクトの進捗状況は、インドの他の農業州からも注視されてきた。オリーブ栽培は、貧しいインドの農家の生活を一変させ、地域経済を活性化させる新たな希望をもたらすものである。
来月、ラジャスタン州の一部地域が氷点下の冬の寒さに見舞われる中、同州の数百人の大規模農家が、商業生産を目的として自らの土地にオリーブの苗木を植える予定だ。パイロットプロジェクトを運営したラジャスタン・オリーブ栽培有限会社(ROCL)の代表、スリンダー・シン・シェカワット氏は次のように述べている。「パイロットプロジェクトの成功を受け、我々は先進的な農家たちを巻き込んで商業栽培を行うことを決定した。 ナガウル、スリ・ガンガナガル、ハヌマンガル、ビカネールの各地区では、試験栽培の結果が有望であったため、これら650ヘクタールの土地に約20万本の苗木を植える予定です。」
オリーブの商業栽培は1月と2月に開始され、今後3年間でオリーブ農園の総面積は5,000ヘクタールに達する見込みだ。 大規模な小麦農家たちが、耕作地の一部を小麦からオリーブへ転換する目的で、ジャイプールにあるROCLの事務所に続々と訪れている。インド市場におけるオリーブオイル需要の高まりを受け、インドの主要なオリーブオイルメーカー数社も、オリーブの商業栽培に関心を示している。
ラジャスタン州の地元農家である35歳のラジェンドラ・シン・シェカワット氏は、オリーブ栽培に対する農家の現在の心情を次のように要約している。「オリーブのパイロットプロジェクトが順調に進んだと聞いた。 私は、外国産の作物を栽培するというリスクを冒す覚悟がある。今後3年間、すべてが順調に進めば、オリーブ栽培にさらに多くの土地を割くつもりだ。」オリーブ栽培は、ラジャスタン州の農家が現在小麦から得ている収益の約5倍を、1ヘクタール当たりで生み出すと見込まれている。