新型コロナウイルスの懸念により、世界最古のスポーツイベントが延期に
数世紀にわたる歴史を持つキルクピナル・オリーブオイル相撲大会は、夏の終わりか秋まで開催されない見通しだ。この決定は、大会主催者がトルコ保健省と協議した上で下されたものである。
トルコの日刊紙「ヒュリエット」によると、世界最古のスポーツイベントが新型コロナウイルスのパンデミックにより延期された。
第659回キルクピナル・オリーブオイル相撲大会は、少なくともあと2ヶ月間は開催されない見通しだ。同大会は当初、7月の第1週に開催される予定だった。
「(保健省の)科学委員会の見解に基づき、9月に大会を開催する計画を立てることができる」と、大会開催地であるエルディネ市のレジェプ・ギュルカン市長は、先日の電話会議で主催者側に語った。
関連記事:キルクピナル大会の報道世界の多くの地域と同様、パンデミックはトルコでも日常生活を混乱させている。ウイルスの感染拡大はピーク時より大幅に収まっているものの、同国では依然として1日平均1,000件以上の新規感染者が確認されており、死者数は5,000人を超えている。
キルクピナル大会の主催者側も、大会が再開される際には、以前とはかなり異なる形になることを認めている。
「キルクピナルに参加するレスラーは検査を受けることになる」と、トルコレスリング連盟のムサ・アイディン会長は述べた。「(その後)外部からの介入はなく、出入りも制限される。数千人がこのキャンプに集まることになる」
アイドゥン氏は、状況次第で変更される可能性はあるものの、講じられているすべての措置は保健省のガイドラインに沿ったものであると付け加えた。
近年、キルクピナルの人気は高まっていたため、観客の不在は大会主催者やレスラーにとって残念なことだ。
昨年、アリ・ギュルビュズが3度目の優勝を果たした際には、過去最多の観衆が詰めかけた。
第659回キルクピナル大会は、同大会がユネスコの無形文化遺産に登録されてから10周年を迎える記念大会となる予定だった。
毎年、数千人の出場者が北西部の都市エルドゥルムに集まり、「バシュペフリヴァン」(最高位の力士)の称号と、約1万ドルの賞金を懸けて競い合う。
キスペト(大会の名前の由来となった短い革のズボン)だけを身にまとい、オリーブオイルを全身に塗った参加者は、1人の勝者が残るまで1週間にわたり2人ずつ対戦する。
この大会では毎年、約2トンのオリーブオイルが使用されると推定されている。