米国の議員らが、トランプ政権によるEU産オリーブオイルへの関税措置に警鐘を鳴らす
米国の超党派議員グループは、欧州連合(EU)産オリーブオイルの輸入に対する関税が価格高騰を招き、オリーブオイルの供給不足を引き起こす恐れがあると警告した。
米国の超党派議員グループは、米国通商代表部に対し、欧州連合(EU)から輸入されるオリーブオイルに新たな関税を課さないよう要請した。これらの議員らは、関税が課されれば、米国でオリーブオイルの不足や価格の高騰を招く恐れがあると警告している。
ワシントンが、EU製品に対する長大な報復関税リストに関する世界貿易機関(WTO)の決定を待つ中、EU産オリーブオイルには最大100%の関税が課される可能性がある。この関税は、EUによるエアバスへの補助金をめぐる15年にわたる紛争の結果であり、WTOはこれを不適切であると判断した。
米下院の民主党議員14名と共和党議員5名からなる超党派グループは、EU産オリーブオイルがなければ、米国は現在の消費者需要を満たすことができないと警告している。米国市場におけるオリーブオイルの需要に対し、国内生産が賄えるのはわずか5%に過ぎない。
このグループは、ビル・パスクレル(民主党・ニュージャージー州)とジョディ・アリントン(共和党・テキサス州)が率いている。両氏は、これらの措置により、現在の消費者需要の最大30%に相当する、あるいは10万トンものオリーブオイルが不足する事態を招く恐れがあると警告した。
この不足は価格上昇を招き、米国の食品小売業者、製造業者、レストランに悪影響を及ぼすことになる。議員らはまた、価格の高騰やオリーブオイルの不足に対する懸念も表明した。
「欧州からのオリーブオイルの輸入がなければ、米国は現在の消費需要を満たすことができない」と、パスクレル氏とアリントン氏は書簡に記した。「大幅な価格上昇は、多くの消費者や食品メーカーを、オリーブオイルのような健康効果のない食用油を選ぶように追い込む可能性がある。」