米国のオリーブオイルの輸入は、ますますバルクでの輸入が増えている

輸入動向からは、オリーブオイルが米国の最終消費者に届く仕組みに劇的な変化が生じていること、またスペインをはじめとする各国が、自国のブランドを海外のバイヤーに向けて販売する方向へと順調に移行していることがうかがえる。

10年前、米国に輸入された11万3,000トンのオリーブオイルのうち、バルクコンテナで輸入されたのはわずか16%に過ぎなかった。昨年は、33万1,368トンの輸入量の42%以上がバルク(18kg(39.7ポンド)を超える満杯のコンテナ)で輸入された。

国際オリーブ評議会(IOC)が本日発表したこれらの数字は、オリーブオイルの人気の高まりと、世界最大の市場におけるこの商品の取引方法に進行中の変化を反映している。

バルクコンテナによる輸入先は、プライベートブランドや大衆向けブランドの米国ボトラー、外食産業向けサプライヤー、さらには、欧州や北アフリカ、特にスペインからの豊富な供給で限られた在庫を補う国内生産者まで多岐にわたる。 例えば、全米数百の専門店に商品を供給するカリフォルニアの卸売業者ヴェロニカ・フーズVeronica Foods)は、バルクコンテナで輸入し小売業者へ出荷しており、米国最大のオリーブオイル生産者であるカリフォルニア・オリーブ・ランチ(California Olive Ranch)も、自社生産製品のラインナップを補完するため、海外からのオイル輸入を開始している。

昨年のバルク輸入のうち、スペインが62%を占めたのに対し、急成長する大型コンテナ市場におけるイタリアのシェアはわずか4%にとどまった。チュニジア産オリーブオイルは14%、モロッコ産は7%、アルゼンチンとチリはそれぞれバルク輸入の5%と3%を供給した。

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一方、イタリアは小容量容器市場においても、かつてのような強豪ではなくなっている。10年前、イタリアは瓶や缶入りオリーブオイルの輸入量の3分の2を占めていたが、現在では同カテゴリーにおける市場シェアは3分の1にまで低下している。

IOCの統計によると、10年前には小型容器市場でわずか9%のシェアだったスペインが、現在では25%を占めている。かつてイタリアが支配していたこの分野に、チュニジアやギリシャといった国々も徐々に食い込んできている。

このデータは、オリーブオイルが米国の最終消費者に届くまでの経路に劇的な変化が生じていること、そして世界最大のオリーブオイル生産国であるスペイン(および程度は低いもののチュニジア)が、収穫物をイタリアに輸出してブレンド・再包装され「イタリア産オリーブオイル」として販売される方式から、自国のブランドを海外バイヤーに直接販売する方式へと移行することに成功したことを示唆している。

こうした傾向は、主要生産国における品質への取り組みの高まりを反映しているほか、少なくともある程度は、イタリアのオリーブオイル産業が近年被ってきた(正当なものであれそうでないものであれ)ネガティブな評判も一因となっている可能性がある。

消費者も食品業界の専門家も、オリーブオイルの品質が国境を越えたものであることをますます認識するようになっている。しかし、ホワイトラベル流通やプライベートブランドの台頭に伴い、自社ブランド製品の真正性を保証する責任は、ますます国内の流通業者や販売業者に課されることになるだろう。