地中海式食事法はメタボリックシンドロームを改善できる

新たな研究によると、地中海式食事法を実践することで、成人の最大25%が罹患しているメタボリックシンドロームを改善できることが分かった。

フランス、マルセイユ
フランス、マルセイユ

今週発表された研究によると、地中海式食事 を実践することで、成人の最大25%が罹患しているメタボリックシンドロームの改善に役立つ可能性があることが示された。

スペイン政府の資金提供を受けたこの研究は、本日『カナダ医師会雑誌( CMAJ)』に掲載された。 ロビラ・イ・ビルジリ大学の栄養学教授であるジョルディ・サラス=サルバド博士が率いた研究によると、地中海式食事を実践してもメタボリックシンドロームを発症するリスクは低下しなかったものの、その状態を逆転させる確率は有意に高まることが判明した。
関連項目:オリーブオイルの健康効果
この疾患は、高血圧、高血糖、高トリグリセリド血症、低HDLコレステロール血症に加え、腹部肥満といった、心臓病を発症するリスク要因の集合体である。 5つの危険因子のうち3つ以上が認められる場合に、この症候群と診断される。

この研究では、エクストラバージンオリーブオイルを補った地中海式食事を実践した人々は、低脂肪の対照食を摂取した人々に比べて、この状態を逆転させる確率が35%高かった。

55~80歳の5,801人を対象に、オリーブオイルやナッツを含む地中海式食事群と低脂肪食群に割り当てた。研究開始時点で、参加者の64%がメタボリックシンドロームを有していた。5年後、地中海式食事群の28.2%がこの状態の基準を満たさなくなった。

「体重減少やエネルギー消費量に群間の差は認められなかったため、この変化は食事パターンの違いに起因する可能性が高い」とサラス=サルバド氏は述べた。

これらの結果は、地中海地域に見られる伝統的な食事法を守ることが心血管の健康を支えるという、長年にわたる研究結果を裏付けるものである。