有機オリーブオイル、EU法、および提案37

消費者保護に何らかの意味があるとするなら、遺伝子組み換え食品の表示を義務付けるカリフォルニア州の提案37号は、当然の措置と言えるだろう。

2012年7月1日、EU域内で生産された認定オーガニックの包装食品には、EUオーガニックロゴの表示が義務付けられた。一方、先週、スタンフォード大学の研究により、オーガニック食品は栄養価が他と変わらないため、他の食品と何ら違いがないと主張された。

これは、遺伝子組み換え生物(GMO)を含む食品は、非GMO食品と栄養的に同等であるため表示の必要がないというバイオテクノロジー業界の主張(これを「ダークサイド」と呼ぶ人もいるかもしれない)と正反対の立場である。 カリフォルニア州の有権者は、まもなく提案37号を 可決するか否決するかによって、どちらの主張を信じるかを示すことになる。

もしこの提案が否決されれば、消費者は遺伝子組み換え食品を食べるかどうかを選択する権利を奪われ、有機農家は、バイオテクノロジー企業が検知されることなく食品供給網にさらに浸透する自由を与えられるという結果に直面することになる。有機認証の最も基本的な基準でさえ、微量を超える遺伝子組み換え生物(GMO)の混入を禁じている。

植物は遺伝子を拡散させる傾向があるため、多くの有機農家が遺伝子組み換え食品の拡大を懸念しているのは当然のことだ(最近、イタリアではまさにこの理由から、30年もの間育てられてきた遺伝子組み換えオリーブの木々を最終的に廃棄せざるを得なくなった)。カリフォルニア州が表示義務を導入しなければ、米国内の他の州や連邦政府がそれに追随する可能性は低いという点にも言及しておくべきだろう。

選挙が間近に迫っていること、そしてこの法案を阻止するためにモンサントやカーギル(前述の報告書を作成したスタンフォード大学の研究所への主要な資金提供者)といった企業からカリフォルニア州に巨額の資金が注ぎ込まれていることを考えれば、この報告書が今まさに公表されたことは驚くに値しない。

しかし、栄養価は、有機食品を支持したり遺伝子組み換え食品に反対したりする上での中心的な論点では決してなかった(もっとも、あらゆる種類の工業的農業が、過去半世紀の間に実際にアメリカの食品の栄養価を低下させてきたことを示す研究はあるが)。 有機食品を選び、遺伝子組み換え食品を避ける人々は、農薬(モンサント社のラウンドアップ・レディ作物に散布されるようなもの)、殺虫剤(Bt作物のあらゆる部分に含有されるようなもの)、ホルモン、その他の添加物を避けるためにそうしているのだ。このような重要な時期に、名門大学から出されたこのような報告書は、有権者にとってせいぜい混乱を招くだけだろう。

大西洋の向こう側では、EUが10年以上にわたり食品表示(前回のオリーブオイル表示に関する報告書で触れた通り)および有機食品を規制してきた。近年、健康的な食事における油脂の位置づけが転換したことで、オリーブオイルは健康維持の重要な食材となり、場合によっては、ますます工業化が進む食生活によって引き起こされる不調を治す役割も果たしている。 オリーブオイルの利点とオーガニックの利点(すなわち、農薬や殺虫剤不使用、そして多くの人がBM食品(遺伝子組み換え食品)が原因だと考えているアレルギーの回避)を兼ね備えたオーガニックオリーブオイルが、このトレンドの波に乗っているのは驚くことではない。

ここ数年、有機食品に関するEUの規制はさらに厳格化されている。2007年から2012年にかけて制定されたいくつかの新規制において、新たな基準や表示要件が定められた。前述の有機食品の表示要件は、特産食品の「欧州化」に向けたさらなる一歩である。 輸入有機食品(規則1235/2008の対象)については、同等の基準を有する国を原産地とする限り影響を受けず、2012年2月には米国とEUの間で有機等価性協定が締結された。有機ワインに関する協定は2012年8月1日に発効したが、オリーブオイルについても同様の協定が検討されているかどうかは不明である。

カリフォルニア州は米国における主要なオリーブオイル生産地であり、おそらく最も「有機志向」が強い州でもある。「遺伝子組み換え」と「オリーブ」というキーワードで米国特許庁のデータベースを検索すると200件以上の特許がヒットし、世界知的所有権機関(WIPO)のデータベースで同様の検索を行うと、その10倍の件数がヒットする。出願者の圧倒的多数は多国籍のバイオテクノロジー企業である。 GMOと有機食品の関係は極めてぎくしゃくしている。食品中のGMOの存在を消費者に告知する義務なしにGMOのさらなる拡大が許される一方で、有機食品は脅威にさらされている。もし消費者保護に何らかの意味があるとするなら、表示義務化は当然の措置であるように思われる。