アルバニアの生産者、低価格に苦戦

アルバニアの農家たちは豊作に恵まれたものの、国内市場での価格低迷や物流面の課題が懸念材料となっている。

アルバニアでの現在のオリーブ収穫量は過去最高を記録している。しかし、現地の生産者は、輸出の見通しの不透明さや低価格という課題に直面している。

農業省の推計によると、今シーズンの収穫量は予想を大幅に上回り、オリーブオイル約2万5,000トンに達する見込みだ。専門家は、この生産量の増加は良好な気候条件と、生産拡大に向けた長年にわたる投資によるものだと指摘している。

国際オリーブ評議会(IOC)のデータによると、アルバニアの2021/22年産期の生産量は1万1,000トンだった。今回の収穫量が確認されれば、過去どの産期よりもはるかに高い数値となる。

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しかし、現地の生産者らは、この記録的な生産量が市場の不安定化を招く可能性があると警告している。輸出量はごくわずかであり、国内需要だけでは生産量を吸収しきれない見込みだ。貯蔵施設も限られている。

IOCの推計によると、同国の年間オリーブオイル消費量は約1万3,000トンである。

『アルバニア・デイリー・ニュース』によると、同国で生産されるオリーブオイルの大部分は小規模生産者によるものである。アルバニアのオリーブオイルの95%は非公式に販売されており、スーパーマーケットの棚に並ぶのはわずか5%に過ぎない。

現地の観測筋は、消費者が購入できる低価格と、農家によるオリーブオイルの直接販売との間に関連性があると見ている。彼らは、こうした価格設定が、より組織的な事業展開の機会を損なっていると指摘する。なぜなら、税金やエネルギー・包装などの生産コストが、ボトラー(瓶詰め業者)にとって大きな負担となっているからだ。

分析・瓶詰めを経て食品小売業者を通じて流通する市販のオリーブオイルは、一般消費者が非公式市場で支払う価格よりもはるかに高価になる。

この状況下では、長期にわたる安定供給、認定されたオリーブオイルの等級、そして製品の原産地に関する信頼できる追跡体制が、成功の鍵を握ることになる。

アルバニアには約900万本のオリーブの木があり、その面積は5万ヘクタールに及ぶと推定されている。近隣のイタリア・プーリア州にあるFood4Health観測所によると、アルバニアの生産者の80%は、2ヘクタールを超えることはめったにない面積で、平均200~250本のオリーブの木を管理している。

生産可能なオリーブの木の本数は過去10年間で倍増し、820万本に達した。それでも、1本あたりの平均収穫量は12~15キログラムと、依然として比較的低い水準にとどまっている。

市場の状況や、国内のオリーブオイル生産量を追跡するための公的登録簿の欠如については、政府が対応を進めている。

国営通信社「アルバニアン・テレグラフィック」での会見で、農業省の当局者は、新たなオリーブ登録制度が準備中であることを確認した。登録は、国内のオリーブ生産量の40%以上を占めるベラト県から開始される予定だ。

また、政府当局者はオリーブ生産者に対する新たな減税措置も確認した。オリーブ農園およびオリーブ生産は、まもなく欧州連合(EU)が支援する「先住民族の権利と開発のための同盟(IPAD)」の支援プログラムの対象となることが見込まれている。