イタリアでオリーブオイルの盗難が相次いでいると報告されている
オリーブオイルの価格高騰を受け、全国のオリーブ産地でオリーブの盗難事件が相次いでいるとの報告が増えている。

イタリアでのオリーブの不作と、それに伴うオリーブオイル価格の大幅な高騰を受け、全国紙の『ラ・スタンパ』や『ラ・レプッブリカ』では、全国のオリーブ産地でオリーブの盗難が発生しているとの報道がなされている。
オリーブはさらに価値の高い商品となり、窃盗犯がオリーブ生産者を標的にする中、イタリア各地の農村部のオリーブ園や倉庫から、ブッシェル単位のオリーブやドラム缶入りのオリーブオイルが次々と消え去っている。警察は窃盗容疑で数十人を逮捕しており、これを受けてオリーブオイル生産者たちは、自社所有地のパトロールを組織したり、監視会社を雇って作物を守ったり、オリーブオイルを運ぶトラックの護衛を行ったりしている。
盗難の報告の多くは、イタリアのオリーブオイルの大部分を生産する南部のプーリア州からのものだが、シチリア島のトラパニや、中部イタリアのマルケ州マチェラータでも盗難事件が発生している。
イタリア最大の農家団体であるコッディレッティ(Coldiretti:全国直接耕作者連盟)は、オリーブ油の盗難現象を深刻な問題であると宣言しており、トラック1台分のオリーブ油の価値は20万ユーロに上ると指摘している。 同団体は、オリーブ生産地域の自治体に対し、警察の配置とパトロールの強化、オリーブオイルを輸送するトラックの警護、そして窃盗の抑止を目的としたオリーブ畑への防犯カメラの設置を検討するよう要請している。