NCI、がん予防薬としてのオレオカンタールの開発に資金提供

米国国立がん研究所は、乳がん予防のための機能性食品として、栄養機能性フェノール化合物を開発する研究者らに対し、助成金を交付した。

米国国立がん研究所(NCI)は、オレオカンタールを乳がんに対する潜在的な栄養機能食品として認定し、このフェノール化合物を乳がん予防のための機能性食品として開発するため、Oleolive社に399,999ドルを助成した。

この資金は、トリプルネガティブ乳がん(TNBC)の再発に対するオレオカンタールの予防および治療効果の研究に充てられる。米国では毎年約5万人の女性がTNBCと診断されている。

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TNBC患者の現在の予後は、高い再発率、低い全生存率、および有効な治療法の不足により厳しい状況にあるため、安全かつ効果的な新たな再発抑制剤が緊急に求められている。

同社の主任科学者であり、ルイジアナ大学モンロー校の研究者でもあるオレオカンタール専門家、ハリド・エル・サイード氏とアマル・カドゥーミ氏は、2017年の共同研究論文で、オレオカンタールがマウスにおいてがんアルツハイマー病の予防に有効であり、両疾患の発症リスクを低減する効果的な栄養補助食品となる可能性を明らかにした。

エル・サイード氏は『Olive Oil Times』に対し、TNBC(トリプルネガティブ乳がん)の再発予防に向けたオレオカンタール製剤の望ましい有効性と効力が確立され次第、この栄養補助食品を患者に提供すると語った。また、ヒトを対象とした臨床試験に向けた製剤の準備を進めるため、さらなる資金調達を行う予定であると述べた。

「いくつかの臨床試験や疫学研究によって実証された、健康に対する著しい好影響に基づき、乳がんサバイバーや患者だけでなく、健康な一般の人々にとっても、健康状態を維持するために、高品質のエクストラバージンオリーブオイルを毎日摂取することを強くお勧めします」と彼は語った。

彼の推奨量は、個人の健康状態や摂取するオリーブオイルの品質にもよるが、1日あたり平均20~50ミリリットル程度である。また、オリーブオイルを初めて摂取する人に対しては、少量(5~10ミリリットル)から始め、時間をかけて徐々に1日の摂取量を増やしていくよう助言した。