欧州委員会に対し、米国の「貿易障壁」の脅威への対応を求める
欧州議会では、米国が提案している販売命令がEUの輸出業者に与える可能性のある悪影響について懸念が示されている。
欧州議会において、スペイン選出の議員の一人が、米国で提案されているオリーブオイルの
マーケティング・オーダーが欧州の輸出業者に与える潜在的な悪影響について懸念を表明した。
10月23日に提出された、まだ回答のない書面質問の中で、マリア・アウキシリアドーラ・コレア・サモラ議員は、欧州委員会が「非関税障壁」に対してどのような対策を講じる予定なのかを問いただした。
「米国では現在、オリーブオイルのマーケティング・オーダー導入をめぐる議論が行われています。もしこのマーケティング・オーダーが承認されれば、数多くの非関税的な輸入障壁が導入される可能性があり、EUのオリーブオイル輸出業者にとって甚大な損害をもたらすことになるでしょう。」
「欧州委員会はこの件について米国当局と接触しているか。欧州委員会の立場は何か。欧州のオリーブオイル産業の利益を守り、この法律の成立を防ぐために、欧州委員会はどのような措置を講じるのか」と彼女は記した。
スペインの与党である保守派の人民党(PP)所属のコレア・サモラ氏は、欧州議会の国際貿易委員会の委員を務めている。
『Olive Oil Times』が報じたように、この販売規制令は業界内で大きな争点となっている。カリフォルニア州の生産者らは、これにより海外から流入する不適切な表示や規格外オリーブオイルの量が減少し、地元生産者が輸入オリーブオイルと対等に競争できる環境が整うと主張している。
しかし、スペイン農業畜産組織連合(COAG)のオリーブ部門責任者であるグレゴリオ・ロペス氏は、提案されている規制により、スペイン産オリーブオイルが「税関で足止めされる」ことになるのではないかと懸念している。
また、アンダルシア州政府の農業・漁業・環境大臣であるルイス・プラナス氏は、米国が「不公正な競争」を招き、スペイン産オリーブオイルの輸入を阻止しようとする「既得権益」が関与していると指摘する措置を強行する場合、世界貿易機関(WTO)に提訴すると警告した。
市場をリードするイタリアは、米国向けオリーブオイル販売量の約半分を占めている。スペインは販売量の約4分の1で2位だが、主にバルクオイルを通じてイタリアからシェアを奪いつつある。米国はイタリアに次ぐスペインの2番目のオリーブオイル市場である。
オリーブオイル庁の最新統計によると、スペインは2011/12年に過去最高の160万トンのオリーブオイルを収穫し、そのうち約87万5,900トンを輸出した。69万800トンの期末在庫は、今シーズンに予想されるわずか62万5,000トン強という低調な生産量を上回っている。
