オリーブ評議会、重要な会議で業界を代表するための「資金不足」
同政府間機関は、資金不足のため、国際基準に関する重要なコーデックス会議への出席が叶わないとしている。
世界的なオリーブオイル業界の最高代表機関である国際オリーブオイル評議会(IOC)は、資金不足のため、マレーシアのランカウイで開催される油脂の国際基準に関するコーデックス委員会の重要な会合に出席できないとしている。
2月25日から3月1日にかけて開催されるコーデックス油脂委員会(CCFO)の議題には、新世界諸国の生産者による、オリーブオイル中のカンペステロールの許容基準値引き上げ
を求める動きが含まれている。
また、競合する植物油生産者側は、オレイン酸を豊富に含む大豆油やパーム油の販売を可能にするよう基準の変更を求めようとしている。これにより、同じく一価不飽和脂肪酸を豊富に含み、心臓に良いとされるオリーブオイルとの競争力を高めることができるからだ。
IOC(国際オリーブ油評議会)のジャン=ルイ・バルジョル事務局長は、2011年に同じくペナンで開催された前回のCCFO会合に出席した。同会合に関する彼の報告書が示すように、彼はそこで戦略的な役割を果たし、オリーブオイル代表団との会合を開き、様々な妥協案をまとめ上げた。
しかし、IOCは今週『Olive Oil Times』に対し、「資金不足のため」今年は「残念ながら」参加できないと伝えた。
スペインの雑誌『オリメルカ』は11月、IOCの収入の80%を賄っている欧州委員会からの資金削減のリスクがあるという噂を報じた。
今週、2012年および2013年のIOC予算の詳細について尋ねられたバルジョル氏は、監査済みの決算書が存在する最新の年度である2011年の数値(852万ユーロ=1,130万ドル)しか提示できないと述べた。
IOC、次回の総会日程を未定
今週初めに『Olive Oil Times』が報じた通り、IOCは最近、オリーブオイルの需要を調査するための提案募集を取りやめ、また、第100回会員評議会の閉会日の日程もまだ決まっていない。
別の記事で、オリメルカ誌は、11月に行われた前回の理事会が、提案されたIOCの新人事規定への反対からイスラエルとトルコの代表が退席し、定足数を満たさなくなったため、各技術委員会の報告書について合意に至らずに終了したと報じた。
同誌は「IOCの歴史上、最終総会で合意に至らなかったのは今回が初めてだ」と報じた。
今週、この件について問われたIOCは、事務局を代表して送付した電子メールで、「第100回総会は、定款で定められた定足数を満たさなかったため、11月に閉会できなかった」とだけ述べた。
今月予定されていた閉会総会が中止され、新たな日程が未定である理由について問われると、IOCは内部規定に基づき、会議の招集はIOC会長のハビブ・エシッド氏の権限に属すると回答した。同氏は今月予定されていた会議を延期することが適切であると判断しており、新たな日程を設定するのも同氏の役割であるとした。
エシッド氏は2004年から2010年までIOC事務局長を務めた。2011年3月、エシッド氏も在任していたベン・アリ政権が1月に打倒されたチュニジアの「アラブの春」蜂起を受け、同国の暫定政府の内務大臣に任命された。
今月初め、チュニジアの野党指導者ショクリ・ベライド氏が暗殺され、同国は再び政治危機に陥っている。