米議会、FDAに対し輸入オリーブオイルの検査を指示

米下院農業委員会は、FDAに対し、輸入油のサンプリングおよび検査体制の構築を検討し、その結果を議会に報告するよう指示した。

下院農業委員会は火曜日、2017会計年度のFDA予算案を審議中の歳出委員会が、すべての輸入オリーブオイルに対する検査を求めたことを受け、米国内におけるオリーブオイルの不正問題に対処するための措置を講じることを決定した。

同委員会の報告書は、「委員会は、米国に輸入され、米国の消費者に販売されているオリーブオイルに、不純物が混入していたり、不正な表示がなされていたりするという事例が後を絶たないとの報告を懸念している」と述べた。

同委員会は、この規定の追加的な目的として公衆衛生を挙げ、FDAに対し、輸入オイルのサンプリングおよび検査システムの構築を検討し、その結果を議会に報告するよう指示した。「オリーブオイルと表示された製品の中には、種子油が含まれている場合があり、これに対してアレルギーを持つ消費者にとって深刻な健康リスクをもたらす」と報告書は指摘した。

「委員会は、FDAに対し、FDCA(連邦食品医薬品化粧品法)第342条および第343条に基づき、輸入オリーブオイルのサンプリングを行い、それが不純物が混入しているか、または不正表示されているかを判断するよう指示し、その結果および輸入オリーブオイルの消費者安全と適切な表示を確保するためにFDAが講じる措置について、270日以内に議会に報告するよう求めた。」

委員会の報告書が輸入オリーブオイルの検査を具体的に求めている事実は、この措置が国内生産者団体の働きかけによるものであることを示唆している。同団体は近年、米国国際貿易委員会による調査の要請をはじめ、 カリフォルニア・オリーブオイル委員会の設立、そして現在米国で消費されるオリーブオイルの95%以上を占める輸入オイルに対する規制の前兆と見なされる国内製品向けの新たな基準の策定など、多方面から議会に働きかけてきた。