米国の消費者がより健康的な選択肢を求める中、植物由来食品の売り上げが急増している
データによると、米国における植物由来食品の売上高は前年同期比で90%増加したが、実例からは、オリーブオイルの売上も同様に伸びたことがうかがえる。
植物由来食品協会のデータおよび市場調査会社SPINSのデータによると、新型コロナウイルスのパンデミック期間中、米国における植物由来食品の売上高の伸びは、食品全体の売上高の伸びを大きく上回った。
最近、オリーブオイルの需要が増加しています。これは、新型コロナウイルスの危機により食料品店での需要が高まったためだと推測されます。―
「パニック買い」の期間中、アメリカ人がスーパーマーケットに殺到した結果、3月中旬までの植物由来食品の売上は前年同期比で90%増加した。
パニック買いのピークから4週間後、消費者が普段よりも健康的な食生活を模索した結果、植物由来食品の売上は27%増加した。データによると、同期間における植物由来食品の売上成長率は、食品全体の売上成長率よりも35%高かった。
「パンデミックの開始以来、健康や免疫力を高める天然・オーガニック製品への消費者の購買傾向が継続的にシフトしています」と、SPINSのCEO兼オーナーであるトニー・オルソン氏は述べた。
パンデミックが消費トレンドに与える影響は、まだすべての分野で完全に表れているわけではないが、事例に基づく証拠によれば、米国におけるオリーブオイルの売上もパンデミックによって押し上げられている。
「最近、オリーブオイルの需要が増加しています」と、米国第2位のオリーブオイル生産者であるCorto Oliveの社長、ブレイディ・ウィットロー氏は『Olive Oil Times』に語った。「これは、新型コロナウイルスの危機により食料品店での需要が増加したためだと推測しています」
新型コロナウイルスの影響でオリーブオイルの販売が伸びたのは、米国が初めてではない。ギリシャとスペインでも、パンデミックの初期段階で国内のオリーブオイル販売が増加した。
欧州連合(EU)も2020年の農産食品見通し報告書の中で、2019/20年度にはEU域内のオリーブオイル消費量が5.2%増加すると予測しており、その主な要因は2020年初頭の買いだめ需要にあるとしている。