クレタ島に不運な展開をもたらす風
クレタ島では、最悪のタイミングで南風が吹き込み、生育に悪影響を及ぼしたため、今シーズンのオリーブ収穫量は最大60%も減少する見込みだ。
ギリシャのほとんどの地域において、2013年から2014年にかけてのオリーブオイル生産に不吉な雲が立ち込めている可能性がある。 春から初夏にかけて、最適な着果を促す好天に恵まれるはずだったが、高温と、サハラ砂漠の赤砂を運ぶことが多い強い南風が、着果のさまざまな段階にあるオリーブの木に影響を与え、異常な落花・落果や、果実の発育不全(ショットベリー現象として知られる)を引き起こした。
通常、クレタ島の平均生産量は10万~12万トンで、ギリシャのオリーブオイル総生産量の約40%を占めるが、来年の収穫では生産量が60%以上減少する可能性がある。 クレタ島の生産者たちは、収入の損失が1億5,000万ユーロを超えると懸念している。
クレタ島東部に位置するヴァシラキス・エステートのCEO、マノリス・ヴァシラキス氏は、35年にわたる事業経験の中で、これほど深刻な作物の壊滅的な被害に遭遇したことは一度もないと述べている。 ギリシャ各地の生産者が、ギリシャ農業保険機構(ELGA)および農村開発・食料省に対し、損害および収入損失の補償請求を提出しており、動きが活発化している。
これらの請求を受け、ELGAはプレスリリースを発表し、クレタ島およびギリシャ国内のその他のオリーブオイル生産地域における問題を認めた。同組織は、EUの規制に基づき、収量および被害に関するデータが揃う2014年初頭に、補償請求の審査が行われると述べた。
クレタ島オリーブ生産自治体協会の科学顧問であるニコス・ミケラキス氏は、単に警戒を怠らないだけでは状況への適切な対応とはならず、被害の程度は今後の収穫期を待たずに、今すぐ評価できるはずだと指摘した。
Gaea Products SAのCEOであるアリス・ケファロギアニス氏は、「今後、オリーブオイルの品質問題に直面することになるだろう。また、当社の高い品質基準を満たすオリーブオイルを必要な量確保することも困難になるだろう」と懸念を示している。 さらに、スペイン産オリーブオイルの生産量が大幅に増加すると予想されるため、ギリシャ産オリーブオイルの価格は現状と同水準か、あるいはそれ以下になるだろう」と述べた。
