レバノンの生産者は、シリアからの輸入減少の恩恵を受けている

レバノンのオリーブ農家は、戦争の影響を受けたシリアからの輸入が減少したため、今年は国内市場で一定の優位性を確保した。

レバノンのオリーブオイル生産者やオリーブ農家は、内戦に苦しむシリア からの輸入が減少したことで、市場において予想外の追い風を受けている。国内市場におけるオリーブオイル価格が20%近く上昇したことで、生産コストの上昇にもかかわらず、レバノンのオリーブ農家やオリーブオイル生産者は事業を維持することができている。

シリアで続く内戦により、国境を越えてオリーブオイルを輸送することがより困難かつ高コストになっている。一方で、レバノンでは今年、高品質なオリーブオイルの生産に成功した。これらの要因が相まって、低品質なオリーブオイルのダンピングという課題が続いているにもかかわらず、地元のオリーブオイル産業は活況を呈している。

レバノンのフセイン・ハッジ・ハサン農業大臣は、政府が20リットル入りのオリーブオイル容器10万個を購入すると発表した。ハッジ・ハサン大臣はまた、オリーブオイル協同組合の復活や、レバノン産オリーブオイルの有機認証取得の可能性も検討しており、これらが同セクターの活性化につながる見込みだ。

レバノンの地元オリーブオイル業界が依然として直面している主要な課題の一つは、政府による基準の施行が不十分なことであり、その結果、市場は規格外や偽造のオリーブオイルの流入に対して無防備な状態にある。オリーブオイルのマーケティングおよび流通ネットワークが脆弱であるため、農家は生産物を適正な価格で販売することができない。

OliveTradeのような進取の気性に富んだレバノンのオリーブオイル企業は、高級市場への輸出に注力することで、あらゆる困難を乗り越えようとしている。 OliveTradeの高品質オリーブオイルブランド「Zejd」は、フランス、英国、クウェート、カナダ、日本といった品質重視の市場で受け入れられている。レバノンの年間オリーブオイル生産量は10万トン弱である。