種子油にオリーブオイル由来のフェノール類を添加することで、揚げ物による健康リスクを低減できる
スペインの研究者たちは、ひまわり油などの種子から作られた油にオリーブオイルのフェノール化合物を添加する方法を開発した。これにより、揚げ物に使用した際に生成される有害物質の量が減少する。

スペインの研究者らは、ひまわり油などの種子油にオリーブオイルのフェノール化合物を添加する方法を開発した。これにより、揚げ物に使用した際に生成される有害物質の量を減らすことができる。
Finanzas.comは今週、コルドバにあるマイモニデス生物医学研究所(IMIBIC)が、オリーブオイルのフェノール類を添加することで種子油に含まれる抗酸化物質の含有量を高めるこの技術を最近特許取得したと報じた。 これらのフェノール化合物は、種子油を加熱した際に生成される有害物質、特に同じ油を繰り返し揚げ物に使用した際に生じる有害物質の生成を抑制する。
脂質過酸化物――これは動脈硬化、がん、その他の慢性変性疾患のリスクを高める――は、オリーブオイルを加熱しただけでも生成されるが、ポリフェノールはこのプロセスを抑制する。
IMIBICの技術移転責任者であるカルロス・ゴンサレス氏は、この画期的な成果がより健康的な揚げ物調理にとって重要であると述べた。同氏によると、フェノール化合物は加水分解や酸化といった化学反応を阻害するという。これらの反応は、特に揚げ物調理においてリスクとなり、健康上のリスクにとどまらず、食品の味や栄養価にも悪影響を及ぼす。
研究によると、揚げ油に含まれる極性化合物のレベル(油の劣化に伴い増加する)は高血圧の予測因子であり、極性化合物の摂取と動脈壁への脂肪沈着の蓄積との間には関連性があることが示されている。
ゴンザレス氏は、次のステップとして、この新プロセスによって品質を向上させた種子油の商品化に関心を持つ企業を見つけることだと述べた。同氏によれば、こうした油が市場に出回るには、早くても1年ほどかかる見込みだという。