フランスの収穫高は予想を下回る
生産者のオリーブオイルの収穫量は、予想より約2,500トン少なかった。生産量の大幅な減少は、生産者が不作の年に当たったことと、悪天候が重なったことが原因とされている。
フランス・オリーブ(France Olive)が最近発表した報告書によると、2019年のフランスの収穫量は当初の予想よりも悪かった。
フランスのオリーブオイル業界団体であるフランス・オリーブは、最終的な生産量は3,250トンから3,500トンの間になると述べ、これは収穫開始時に予想されていた5,900トンを大幅に下回る数値である。
関連記事:オリーブオイル生産ニュース「2年連続の豊作(2017年は6,100トン、2018年は5,300トン)を経て、2019/20年の収穫量は急激に減少している」と、フランス・オリーブ協会のローラン・ベロルジェ会長は報告書の序文で記している。
「オード県(モンペリエとスペイン国境の間)を顕著な例外とするほか、ほぼすべての生産地域で収穫量が減少しており、一部の地域では壊滅的な収穫状況さえ見られた」と彼は付け加えた。
報告書は、生産量の減少について、年間を通じた悪天候に加え、多くの生産者が休作年に入ったことが原因であると指摘している。
寒い春により開花が遅れ、その後乾燥した暑い夏が続いたことで、一部のオリーブの花が被害を受けた。9月に収穫が始まると、一部の生産者ではオリーブハエの大量発生により作物が被害を受けた。
秋の中頃には、国内南部全域で豪雨が降り、生産者は収穫を延期せざるを得なくなった。
2016年以来最小の収穫量となる見通しだが、業界の一部では、状況が必ずしも悪いばかりではないとの声も上がっている。彼らは、収穫量の減少が、約10万トンと推定される同国の膨大なオリーブオイル在庫の削減に寄与すると主張している。
しかし、新型コロナウイルスのパンデミックがフランスに与えた社会的・経済的影響により、2020年のオリーブオイル販売量は減少した。
「今年の販売が低迷している以上、この目標[オリーブオイル在庫の削減]を達成するのは難しいだろう」とベロルジェ氏は記した。「私は決して、収穫量の減少を解決策とは考えない。オリーブ園の収益性は生産性に、搾油所の収益性は加工活動にかかっているのだ。」